かつての名機であるX68000の復活を企て そして力尽きた男の物語である。

コンセプト
スペックを重視する。
ゲーム用の位置付け
ネトゲを快適に実行できる環境
限りなく原型をとどめたまま、現在のインターフェイスを組み込む
X68000の外部入出力ポートにはこだわらない。
けど、DVDだけはスロットインにする。




Power to make your dream come true に恥じないスペックにする。
  それらしいフロント画像^^;
部品選定
■マザーボードの選定
位置付けはゲーム用マシンとするため、グラフィック性能が重要になる。
しかし、高性能な3Dグラフィックガードはオンボードでは少なく、X68000の内部に収まるボードサイズとなるとさらに限定されてしまう。
組み込み可能なマザーボードの大きさはMicroATXまでのサイズでもっとも強力なマザーボードはnForce搭載のマザーボードとなる その結果、CPUはAthronが決定する。
キューブ用のnForce搭載のマザーボードも考えられたが、単体販売は無く断念。
  去って逝った勇者達
ATX電源について
マザーボードによっては、ACアダプタの外部電源という選択枠もあるが、やはり内臓が基本である。
キューブ型内臓にも使われているコンパクトなATX電源を使用
  分解が面倒なので箱。
  分解が面倒なので箱
スロットインDVD-ROM
現在はもう手に入らないと思うが、何とかパイオニアのスロットインDVD-ROMを入手 パネル部分ははずして、Ejectスイッチを奪い取る。
本来DVD+Rには対応していないが、実験では読めた。Lucky!
   
FDDは搭載しない
 スペース的に余裕が無いことと、大して使わないのでいらない。
 USBのメモリを使えば良いと言う事で。
   
外部入力、出力
フロント
JoyStick1 USB
3.5AudioOut 3.5AudioOut
キーボード
マウス つなげてPSコントローラ
ボリューム
背面
JoyStick2 USB
3.5AudioOut    
3.5AudioIN    
RS-232C カードリーダーMemoryStick
SDCard(内部はUSB
  USBが豊富に。
ハードディスク
当初普通の3.5inchハードディスクを予定していたが、思っていたより電源が大きく組み込みが困難なためノート用HDDを使うことに決定 それでもスペースが確保できないためマザーボード上のPCIスロット上に配置
やはり、マザーボードがMocroATXで大きいのが敗因。 無理すれば何とか入るか・・
   
組み込み
左タワー

スペックやサイズを考慮して購入はしたもののやはり実際に組み立て終わるまでは何が起こるかわからない。

ドライブの固定
 5インチFDD2基をはずしてそのままDVDドライブを搭載だが、FDDの固定金具をそのまま使いなんの問題も無く固定できた。  右側のドライブの穴にディスクを差すようになる。
電源固定
 電源ユニットの固定金具だけを取り外して、一部切断、曲げ加工を施しATX電源を挟み込むように固定。  ATXの電源コードが出せるように一部カバーをカット。
すごく適当なUSBハブ固定?
 内部に4ポートUSBハブを装備。ATX電源の後ろの空いたスペースに入れ込む。  スペースに余裕がないため、USBのコードをケース内部でまとめると、自然に固定されてしまう。  なお、USBの電源はATX電源より供給している。

右タワー
MicroATXのマザーボードに占領される。幅の余裕は無く、高さは余るが左タワーからの配線穴があり実質固定する場所は決まってしまう。 背面パネルはにあわせてカバーをカット。CPUはケースの下の方に付く形になる。
HDD固定
未だ仮固定だ。マザーボートのPCIスロット上に固定

IDEケーブル
 IDEコネクタの配置にもよるが100mmほど足りなかったのでしょうがなく700mmのIDEケーブルを買ってきて右タワーのDVDドライブと接続
  分解が面倒なのでそのまま撮影
分解が面倒なのでそのまま撮影
何とかシロ おい。
完成スペック
CASE X68000Super
CPU AthronXP2000+
M/B AOpen MK-97G-N
RAM 1GB
HDD ATAPI #2.5 40GB
DVD-ROM Pioner DVD
JOYPAD PlayStation PAD
Memory Stick
SD Cardスロット
KEYBORD Apple Keybord
   
やはり出た 熱問題
はじめから予想はしていたが、CPUにクーラーを乗せた時点でケースとの隙間が5mm以下で結局未だにケースをかぶせられない状態  極薄のCPUクーラーを乗せる予定ではあるが、それでも外気を取り入れて冷やす方法しかないだろう。  コンパクトで空冷を超えるクーラーを開発できたら億万長者だね。
CPUはCPU AthronXP2600+ の予定でしたが・・
 別のPCのAthronがお亡くなりになったため新たにお安いAthronXP2000+を5000円で購入。
はずれメモリ
 容量は多いがお安いメモリ買ったので、OSインストール後ハングが多く使えないPCに  ゆめりあベンチも2周できなかったし  熱暴走が原因だと思われていたが、MEMTEST86を使ってテストを行ったところメモリにエラーがあることが判明。  半年近く眠らせておいたメモリなのでいまさら交換もできないし、BIOSでメモリの速度を落して何とか回避できそうです。  FDD積んでないんでMEMTESTを実行できなかったんだけど、CDROMバージョンもあったんですね。 原因判明  メモリもダメだったんだけど、直接の原因はnForceのGPUがメインメモリから借用するメモリとの相性だったようです。
  何とかシロ おい。
総評
 ・起動がかったるい
  これはHDDが原因でしょう。
  ノート用の4300rpmだからか、デスクトップと比べると遅い。
 ・スロットインはやっぱりイイ
  取り出しボタンを押すとディスクが縦に転がります。(笑)
  いづれはもっと勢い良く射出するようにして武器になるようにしたい。
 ・グラフィック性能
  購入当時のオンボードでは最強だったnForce GeForce4MX相当は、まぁ現在の一般のゲームとしては十分かと満足しています。
  ハードな3Dゲームはやってないし、ROレベルの3Dレベルでよさそうなので。
 ・X68000はRAMディスクを作るのが普通だったのでその位置づけでメモリカードリーダーを搭載しました。
  本体の背面にあるのが使いにくいとは思うのですが・・。
 ・見た目
  ほかの機械と比べるとやはり小さいです。
  適当作りとはいえ、空きスペースが無いように詰め込んだわけですから
 ・豊富なUSB
  背面に3つ フロントに1つ
  フロントにもうひとつ欲しかったかも。サターンパッドを愛用してるんで。
 ・PSパッドを標準装備?
  空いたスペースに無理やり入れましたが使うかどうかは不明
 ・背面ポート
  キーボードやマウスの抜き差しにも気を使わないといけないくらいぐらつきがきになります。


  現場検証
  36cm転がり右に倒れたもよう。
ネーミング
 いちおうMonolithって名前つけてあります。  X68Kはもう一台あるんですが、そちらの愛称をそのまま受け継ぎました。
で最終的に・・
 DVD再生用にもと考えてもいたんだけど、Playstation2を買ってしまったので結局浮いた存在になってしまった。  
  萌えのある風景

Mini-ITX-68000 Version 2
2期工事
  数年経過して、キューブ型と言われていた小型PCが簡単に自作できるようになりました。
  限られていたマザーボードも、Mini-ITXと言う規格で多く出ています。
     今では狭い筐体に詰込むのも余裕です。
  今回は、マザーボードの移植で空になっていたX68000の中身に安価で手に入った Intel D945GCFL2を入れてみました。
  MicroATXが入っていた箱なので難易度はありません。
     ATOM330はクロックが1.6GHzなので低発熱で、CPUファンも小型で高さ40mm程度で収まっています。
  ほとんどの機能がオンボードでPCIスロットに追加する必要もなし。
  豊富なUSBポートがあるので、拡張はUSB機器をつかいます
  一昔では苦労していたATAPIケーブルの引き回しも現在ではSATAになりかさばらなくなりました。
  HDD容量も標準的な容量が6倍になり価格は半分。 良い時代です。


 
スペック
  Intel D945GCFL2
  DDR2 SDRAM 2GB
SATA-1 SSD 32GB
SATA-2 HDD 300GB
  左タワー変化なし
DVD-ROM (SLOT-IN) 
  電源 180W
  なお、USBポートがマザボで4つ 内部拡張用に4つあるのでUSBハブは不要になった。
  &ワイヤレスマウス
  さすが、CPU搭載済みのマザボなので右タワーの追加部品だけなら3万ほどで手にはいりました。
  部品で一番高価なのが電源な気がします。


 
設定
 WindowsXPをインストール。
 SSD搭載のためSSDにリード/ライト同時に起こるような処理の場合 動作が著しく低下する。
 そのため、RAMドライブを作成してTEMPをRAMドライブに移す。WEBの閲覧がメインなPCなので結構な効果がある。
   グラフィックがオンボードなので、つまらない処理に時間をかけないようWin2000のようなシンプルな画面テーマやら描画設定にする。
 ・テーマWindowsクラシック
 ・視覚効果「スクリーンフォントを滑らかにする」
      「デスクトップのアイコン名に影をつける」
      「ドラック中にウインドウの内容を表示する」
 ・余分なサービス停止
 ・ログオン方法の変更
 ・簡易ファイル共有を使わない


CPUがATOMとなりCPUファンが静かになったため今度はATX電源内臓の小型の音が気になるようになりました。
 これは電源を分解して現在の静音タイプのファンに換装するしか方法が無さそうです。
 

Mini-ITX-68000 Version 3 @2019
3期工事
Version2であるIntel D945GCFL2はあるとき 動画再生の高負荷に耐えられずお亡くなりになりました。 割と短命でした。まあ趣味のサブサブ機でしたので壊れた後も放置してありました。 放置何年目なのかさっぱり記憶に無いのですが、レトロPCがじわじわとブームになりつつある今日この頃 ふつふつと 復活の計画を考えておりました。 Mini-ITXのオンボードで低発熱でそこそこ速そうなマザーボードが出たので目をつけてました。 ASRock Intel Quad-Core Processor J5005チップセット搭載 Mini ITXマザーボード J5005-ITX しかし、このマザーボードはM.2SSDが搭載できないので イマイチ決め手にかけていました。 約1年待っていたところ BIOSTAR AMDクアッドコアAPU FX-8800P搭載 Mini-ITXマザーボード A10N-8800E M.2SSDが搭載可能なマザーボードがが発表され 人柱覚悟で発売日に飛びついてみました。

 
今回の購入品
面倒だったので全部amazonで購入です。 BIOSTAR A10N-8800E オウルテック 5.25インチベイ内蔵専用HDDケース 2.5インチ&3.5インチHDD各1台簡単増設 SATA接続 Windows8.1対応 ガチャポンパッダイレクト ブラック OWL-IE5CB zmart DC-ATX-160W 160W ACアダプター電源 キット pico BOX ATX ITX psu CORSAIR DDR4 メモリモジュール VENGEANCE LPX Series 8GB×2枚キット CMK16GX4M2B3000C15 Crucial SSD M.2 500GB P1シリーズ Type2280 PCIe3.0x4 NVMe CT500P1SSD8JP Silver Stone M.2 SSD専用放熱ヒートシンクパッド SST-TP02-M2 AINEX シリアルATA用二股電源ケーブル [ 30cm ] S2-1505SAB SONONIA 50cm USB 3.0 デュアル ポート Aメスマウント→マザーボード20ピン ヘッダー ケーブル  互換性 黒 耐久性 ホークスアイ(HAWK's EYE) 伸縮性 リアルカーボンシート 業務用 切り売り 152×30cm 曲面も楽々 黒 HE-0020 Ceyo wifi 無線LAN アダプター (デスクトップ パソコン PC) Bluetooth機能付き PCI-Express 2.4G 150M Windows XP/7/8/10対応 Bluetooth4.0 2dBi×2 ドライブ不要 ねんどろいど 初音ミク GTプロジェクト レーシングミク 2018Ver. ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

 
作成
今回コストダウンで一番大きいのがATX電源です。 SEGA SATURN PCで使ったpicoPSU-90とACアダプタは 当時1万5千くらいした気がします。 今回のzmart DC-ATX-160W はほぼ同形状ながらACアタプタとあわせても4000円ですみました。 ●BIOSTAR AMDクアッドコアAPU FX-8800P搭載 Mini-ITXマザーボード A10N-8800E MINI-ITXのAPUオンボードのマザーで10000円程度で購入できます。 SSD M.2対応と言うのに引かれて選定しました。 2015年発売の主にノートPCで使われてたAPUらしいです。日本語の記事を見る限りこのマザーボードが出るまであまり 多くは使われていませんが、低電力の割には良いと言う評価がちらほらありました。 オンボードUSB 時代は変わって、USB3.1の時代になってました。 内臓USB2.0 2ポート 3.1 2ポートしかありませんでしたので フロントにUSBを3ポート 背面に1ポートとしました。 ●擦り傷が多くなってきたのでカバーの見た目の補修 再塗装と カバー部にカーボン風カッティングシートを張る。 余分な穴は内面にブラ板を瞬間接着剤で貼り、窪みをパテ埋めしました。さらに つや消しブラックで吹いて、スポンジやすりで磨くを繰り返して傷を隠しました。 「リアルカーボンシート 業務用」空気が入らないように少しずつはがしで貼っていきました。 角が難しかったです。伸ばしたり重ねたりうまくごまかしました。 ●左タワー  以前はスロットインのDVD-ROMが入っておりましたが、今となっては光学ドライブは不要な物となりました。  DVD-ROMは廃止して、ATX電源をACアダプタ化したので左タワーは空になりました。  そこで今回は、HDDのリムーバブルユニットを背面に付けてカバーを空けずにHDD交換できるようにします。  オウルテック OWL-IE5CBは 3.5インチHDD 2.5インチHDDがスロットインで増設でき、5.25インチベイ用ですので  X68Kの5インチフロッピーの付いていた板金とサイズはぴったり一致します。  今回は背面に向けて設置するので取り付け穴はあけなおし、六角支柱で固定しました。 カバーを切り欠ききれいに収まりました。 ●右タワー  Version2でもMiniATXでしたのでこちらは単純にマザーボードの交換だけでした。  今回初めて購入した SSD M.2 NVMe CT500P1SSD8JP と メモリ ATX電源を指すだけで完了です。 何も付かないと諦めていたPCI-Expressですが、何か指して見たかったので探したところ、無線LANカードが入りそうなサイズ ダメもとで買ってみました。 サイズ的には数ミリアウトでカバーが若干膨れる程度で入ってます。 ●OSインストール  今回もまたWindows7のインストールです。  いくらがんばっても、SSD M.2 NVMeをOSが認識してくれないので調べてみると どうやらHOTFIX KB29909041を適用しないとドライバが入らないとのこと。  しょうがないので、付けてよかったリムーバブルユニットに2.5インチSSDを入れてOSインストール。  HOTFIX KB29909041を適用  Crucialの Acronis True Imageを使い M.2にクローンを作成。  の手順でSSD M.2にインストールできました。 ●カーボン風と言う事で、レーシングミクステッカーを貼り隣にねんどろいどミクを置い完成です。 今回はHDDを買っていないのでパーツ 45000円くらい。 ねんどろいどミク 5000円 でほぼ完成です。 あとは、LEDでライトアップするくらいかなあ。 ●作った後の結果発表 ウチのメイン機の7年目i7-3770よりは遅い。 でも似たような感じ 気になるほどではない。